Column コラム

第8回 「トップアスリートの栄養」スポーツ栄養を考える

世界的に活躍しているトップアスリートは自らの競技に沿った栄養の摂取に注力しています。

しかし、筋肉を大量に必要とする競技、瞬発力を必要とする競技、持久力を必要とする競技など、必要な栄養が異なります。
筋肉を必要とする競技では日々のタンパク質摂取が必要です。
一般人の1日のタンパク質摂取量は体重に0.8を掛けた量です(体重60kgでしたら1日48gです)。
一方、トップアスリートでは約2~2.5倍量を摂る場合が多いようです。

食事では摂ることが出来ない場合には、俗に言う“プロテイン”を摂る方法が採られています。
しかし、持久力を要する競技の場合、あるいは女性トップアスリートの場合には貧血を呈することがあるので、
“プロテイン”への過度に依存することなく出来るだけ食事でタンパク質を補充したいものです。

なお、競技の終了時にはどのスポーツでも身体の回復のためにも糖質(炭水化物)は欠かせません。
持久力を必要とする競技では体液の欠乏も起っているので浸透圧を調整した水分を同時に摂る必要があります。

更には、どのように身体能力が高いトップアスリートでも競技終了時には免疫力が下がっています。
これを防ぐために、ビタミンEは効果的です。これに加えて長期的に欠乏するミネラルを
補完できるアーモンドやくるみはトップアスリートにも是非利用して頂きたいものです。
参考文献:Jeukendrup A, Gleeson M; Sports Nutrition, Human Kinetics (2010).

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