第44回「クルミの抗酸化物質はどこにあるのか?」 2020年06月20日

現在、世界では「抗酸化」をキーワードとしてクルミに注目が集まっています。
新型コロナウイルスの蔓延など健康への関心が高まっていることも要因の一つです。
クルミはクルミ科クルミ属の落葉高木です。
日本でも長野県を中心に全国で見られる。その実は緑色をしていますが、その中に種(核果)があります。
私たちが食べているのはこの種の中の仁です。ここでは仁(kernel)、薄皮(skin)、そして外側の硬い殻(shell)について、その抗酸化物質について書かせて頂きます(Molecules. 2019 Jun; 24(11): 2133)。

仁:今でもアジアやヨーロッパの一部では、腹痛や咳など伝統的な治療薬として利用されています。この仁そのものは他のヘーゼルナッツ、アーモンドなどに比べてビタミンEの含有量は多くありません。全体としてクルミ本体(薄皮を除いた部分)にはそれほど抗酸化物質を含んではいません。

薄皮:この茶色の薄皮は仁を酸化や微生物汚染から保護しています。抗酸化物質であるフェノール化合物はこの薄皮に最も多く含まれています。クルミから薄皮を除いてしまうと抗酸化作用は約90%減少すると報告されています。ただ、薄皮が僅かに渋く感じるのはこのフェノール化合物のためです。

殻:通常はこの部分は割って廃棄してしまいます。工業的にはその硬さと自然界で分解可能なために研磨材として使用されています。普通は金属や石を磨きますが、宝石や万年筆のペン先などの磨きにも使われます。この殻の部分にも抗酸化物質はたくさん含まれますが硬いために利用されてきませんでした。しかし技術が進み、今日では殻から抗酸化物質や抗菌木酢液が取り出され利用されています。

栄養豊富で我が国でも縄文時代から食べられていたクルミを食生活に活用したいですね。

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