ダイエットや健康のためにゆるやかな糖質制限をしている方にとって、心配な点が間食です。我慢するとストレスが溜まる一方で、甘いものを食べると糖質を摂りすぎてしまうという悩みを抱える方もいるでしょう。そうした方におすすめなのが、低糖質で食物繊維やビタミンE、不飽和脂肪酸を豊富に含むロカボナッツです。
この記事ではロカボナッツと普通のミックスナッツの違いや栄養素について、および食事に取り入れることで期待できる効果、ダイエットに効果的と言われる理由を解説します。
ロカボナッツは、糖質の含有量が少なくなるよう配合したミックスナッツです。ロカボナッツのロカボとは低糖質を意味します。
糖質を制限した食品は、おいしくない、飽きてしまうなどのイメージが先行します。美容や健康にとってよい食品であっても、味や食べるタイミングが合わないと続けられません。ロカボナッツの場合、摂取を続けられる工夫がされており、毎日楽しく食べられます。
ロカボナッツは低糖質でありながら食物繊維やビタミンE、不飽和脂肪酸などを豊富に含んでいるため、健康的な食生活をサポートします。特に、美容と健康を両立したい人や栄養豊富なおやつを探している人には、ロカボナッツがおすすめです。
ロカボとは「緩やかな糖質制限を楽しく続けること」を意味する、食・楽・健康協会が推奨する考え方です。ロカボの語源になった「ローカーボ」は、糖質を厳しく制限した食餌療法やダイエットの概念を含みます。ロカボの場合、低糖質の食事を無理なく続けるために工夫する、という考え方です。
食事で糖質を摂取すると、血糖値が上がり、インスリンが分泌されます。インスリンは体内のブドウ糖をエネルギーや脂肪に変えるため、分泌過剰になると脂肪をたくさん作ってしまいます。炭水化物の過剰摂取は糖尿病や肥満のリスクを高めることから、糖質は適正量を守った摂取が推奨されています。
ロカボは、極端な糖質抜きではなく、おいしく楽しく適正糖質を取る考え方です。
食・楽・健康協会によれば、1日の糖質量は70~130gを推奨しており、たんぱく質と脂質の摂取に制限はありません。糖質の摂取量を守れば、デザートやお酒も楽しめるため、ストレスなく糖質制限を続けられます。
ロカボナッツと通常のミックスナッツの主な違いは糖質の量です。例えば、DELTA製のロカボナッツでは、個包装1袋あたりのロカボ糖質が1.6gに抑えられています。
ロカボ糖質とは、「利用可能炭水化物」を元に算出した値です(※)。
※炭水化物の中で、実際に私たちの体が利用できる部分を「利用可能炭水化物」と呼びます。
例えば、食品に10グラムの炭水化物が含まれていても、その中で私たちの体が利用可能な炭水化物が2グラムだとすると、その食品のロカボ糖質は2グラムとなります。
また、DELTAのロカボナッツは「クルミ:アーモンド:ヘーゼルナッツ」の割合が「2:1:1」で配合されています。これは、2013年に行われた「1日30gのナッツを含む地中海食を食べたグループは動脈硬化の発症率が低い」という研究を参考に、DELTAが独自に作った配合です。
ロカボナッツは、食物繊維やビタミンE、不飽和脂肪酸を豊富に含むおやつで、バランスの取れた食生活に役立ちます。
以下では、ロカボナッツに含まれるクルミ、アーモンド、ヘーゼルナッツの各栄養素について詳しく解説します。
クルミには、不飽和脂肪酸・亜鉛・カリウム・鉄・マグネシウム・葉酸がバランスよく含まれています。
不飽和脂肪酸に期待できるのは、中性脂肪を減らす効果や免疫機能の向上です。ただし、不飽和脂肪酸は体内で生成できないため、食品を通じた摂取が必要です。特に、不飽和脂肪酸の中でも、多価不飽和脂肪酸と呼ばれるオメガ3系脂肪酸とオメガ6系脂肪酸がクルミには多く含まれています。
また、クルミに含まれるビタミンEやポリフェノールは、生活習慣病の原因となる体内の活性酸素を無毒化する抗酸化物質です。DELTAのロカボナッツの場合、栄養素のバランスに優れたクルミが、個包装の中に約15g入っています。
アーモンドにはビタミンE・食物繊維・たんぱく質・カルシウムが豊富に含まれています。ビタミンEは細胞膜のリン脂質の酸化を防ぐ「抗酸化ビタミン」とも呼ばれる成分です。特にアーモンドのビタミンEは体に吸収されやすい「α‐トコフェロール」という形態をとるため、高い抗酸化作用があります。
また、アーモンドの食物繊維は、同じ重さのレタスの約9倍と言われています。
出典:文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」
食物繊維は腸の動きをスムーズにし、健康的な体型の維持に役立ちます。DELTAのロカボナッツは、1食分30gにアーモンドが約7.5g含まれ、おいしさと栄養のバランスがとれるおやつです。
ヘーゼルナッツには、不飽和脂肪酸であるオレイン酸がアーモンドの1.6倍、マカダミアナッツの1.3倍含まれています。
出典:国立国会図書館「五訂増補日本食品標準成分表 脂肪酸成分表編」
オレイン酸は、オリーブオイルなどにも含まれている良質な脂質です。オレイン酸を摂取すると、血液をサラサラにする効果や抗酸化作用による生活習慣病の予防が期待できます。
なお、ヘーゼルナッツは食物繊維やビタミン、ミネラルも含み、栄養豊富です。ヘーゼルナッツは、ナッツの中でもビタミンの1種であるビオチンの含有量が多いことで知られています。ビオチンは、肌の美しさや粘膜・爪の健康を保つのに役立つ成分です。
DELTAのロカボナッツに含まれるヘーゼルナッツは1食分30gあたり約7.5gなので、飽きのこない量で手軽に栄養を摂取できます。
ロカボナッツは食物繊維やビタミンE、不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、食事に取り入れるとさまざまなよい影響がある食品です。ここからは、ロカボナッツをうまく摂取することで期待できる効果について、詳しく説明します。
ロカボナッツに期待できる効果の1つは、血糖値の上昇を緩やかにすることです。ロカボナッツは糖質量を低く抑えた食品であり、血糖値の急上昇を防ぎます。また、ナッツに含まれている食物繊維やビタミンが代謝とエネルギー生成を促進し、血糖値をコントロールしやすい体内環境を整える手助けをします。
血糖値が急上昇すると肥満のリスクが高まるため、肥満や生活習慣病を予防するには血糖値のコントロールが欠かせません。普段の食事で血糖値の上昇が気になる場合、ロカボナッツをうまく取り入れましょう。
ロカボナッツは食物繊維が豊富に含まれており、腸の働きを助けます。ナッツ類に含まれる不溶性食物繊維は、水分によって膨らみ、腸の動きを活発にする成分です。ロカボナッツを食べると、体重増加や肌荒れの原因となる便秘を改善できる可能性があります。
ロカボナッツは、食物繊維を手軽に補えることがメリットです。食物繊維が豊富に含まれる野菜や豆類は、調理の必要があります。ナッツなら袋から出してすぐに食べられるため、忙しい人や一人暮らしの人でも手軽に摂取できます。腸を整える方法の1つとして食生活にロカボナッツを取り入れるのもおすすめです。
ロカボナッツに含まれる不飽和脂肪酸には、動脈硬化を防ぐ働きが期待されています。
多くの人が食生活で脂質の摂取を避けがちですが、ナッツに含まれる不飽和脂肪酸は肥満や生活習慣病とは直接関連しません。むしろ、不飽和脂肪酸は、血栓の予防やコレステロール値の調整など、動脈硬化の防止に役立つ可能性がある成分です。ダイエットなどが目的で極端な脂質制限をすると、食事のPFCバランスが崩れ、体調不良につながる恐れがあります。適量のナッツを摂取すれば、動脈硬化を防止しつつ、必要な脂質を取れるでしょう。
なお、ナッツ類の中でも、クルミにはオメガ3脂肪酸、アーモンドにはオレイン酸とリノール酸、ヘーゼルナッツにはオレイン酸が多く含まれています。クルミ・アーモンド・ヘーゼルナッツは、DELTAのロカボナッツ製品に配合されているナッツです。
ロカボナッツに含まれるビタミンEは、抗酸化作用を持っています。抗酸化作用とは、体を酸化させる活性酸素に対抗する働きです。体が酸化すると、金属が酸化によって錆び付くように、細胞の老化を招きます。抗酸化作用のある成分を多く含んだ食品を摂れば、体を若々しい状態に保ち、生活習慣病のリスクを減らすことが可能です。
特に、ナッツ類の中でもアーモンド、ヘーゼルナッツ、クルミは強い抗酸化作用を持つビタミンEを豊富に含んでいます。ビタミンEは脂溶性で、水に触れても成分が損なわれにくい特性を持ちます。
ただし、ビタミンEは光や紫外線に敏感なため、ロカボナッツは直接日光が当たらない場所に保管するのが重要です。適切な保管により、ビタミンEの分解を防ぎ、抗酸化作用を維持した状態で食べられます。
DELTAのロカボナッツとして使用されているクルミ・アーモンド・ヘーゼルナッツには、ミネラル分(カルシウム・カリウム・亜鉛・マグネシウム・鉄)が含まれています。
カルシウムは骨や歯を形成し、カリウムは体内のpH値バランスを整え、亜鉛はたんぱく質の代謝に貢献します。また、マグネシウムは、骨の強さや筋肉の動き、神経伝達などに関係し、高血圧の予防にも作用すると言われている体に必要な成分です。ミネラルは普段の食生活で不足しやすいため、積極的に摂取する心がけが大切です。
ロカボナッツは、おやつや食事で手軽にミネラルを補え、健康なからだ作りをサポートする食品です。
ロカボナッツは栄養面などが優れており、ダイエットをしているときの間食にもぴったりです。ここからは、ロカボナッツがダイエットに適していると言われる理由を解説します。
ロカボナッツは少量でも満足しやすく、腹持ちがよい食品と言われています。腹持ちがよいのは、ナッツに含まれる食物繊維と脂質が理由です。
ロカボナッツに含まれる不溶性食物繊維は、水分を含んで膨らむ性質を持ちます。ナッツを食べると不溶性食物繊維が胃を満たすため、少量でも満足感を得やすくなります。また、脂質は消化が始まるのが遅く、腹持ちがよい点が特徴です。ロカボナッツの豊富な食物繊維と脂質が、満足感を持続させると言えます。
さらに、ナッツには噛み応えがあり脳の満腹中枢が刺激されるため、少量の摂取でも腹持ちがよく満足できます。
ロカボナッツに豊富に含まれる食物繊維は、摂取によって腸内環境を整える効果が期待できる成分です。腸内環境が悪化すると、体の中で悪玉菌が増え、便秘などが起こります。排出できない老廃物は毛細血管を通じて全身に影響を与える恐れがあり、体重増加や肌荒れを引き起こす原因の1つです。
腸内環境の改善には、善玉菌を増やすことが必要だと言われています。ロカボナッツに含まれる食物繊維は、善玉菌の餌になる物質です。食物繊維を豊富に含むナッツを摂取すると、善玉菌を増やす効果が期待できます。
また、ロカボナッツに含まれる不飽和脂肪酸も、腸の働きを整える働きがあります。ロカボナッツは、ダイエットの大敵である便秘を解消し、腸内環境を改善する食べ物です。
ロカボナッツは、ダイエット中に不足しがちなビタミン、ミネラル、たんぱく質、良質な脂質を含んでいます。ダイエットをするときは、多くの人が食事量を減らそうとしますが、極端な場合は栄養不足を招き、結果としてかえって太りやすい体質になる恐れがあります。ダイエット中でもビタミンやミネラル不足を防ぎ、バランスの取れた食生活を心掛けるのが大切です。
ロカボナッツに多く含まれるビタミンE、食物繊維、亜鉛、鉄、マグネシウムは、抗酸化作用や代謝促進をサポートします。また、ミネラル類は体内で十分に生成できないため、食べ物から摂取することが重要です。
ロカボナッツはダイエット中の栄養補給に役立ちます。理想的なボディラインを目指したいときは、スナック菓子などの代わりに、ロカボナッツを取り入れるのがおすすめです。
ロカボナッツはダイエット中にも積極的に食べられます。ただし、ダイエットをしているときにナッツを食べる場合、いくつかの注意点があります。食べ方によってはかえってダイエットが難しくなるケースもあるため、以下のポイントを押さえてロカボナッツを食生活に取り入れましょう。
ロカボナッツを1日に食べる量は、約30gまでに抑えるのがおすすめです。ナッツには多くの脂質が含まれているため、過剰摂取すると腹痛や肌荒れといった不調を引き起こす恐れがあります。適量の摂取ならば体の調子を整え、ダイエットをサポートできます。
なお、DELTAのロカボナッツは間食に便利な30gが小分けしやすいパックに詰められているため便利です。また、間食のカロリーは200kcal程度を目安にするとよいとされていますが、DELTAのロカボナッツは1袋211kcalと、適切なカロリー設定になっています。
ロカボナッツは食前やおやつの時間に食べることで満足感を得られるため、ダイエット期間中の食欲をコントロールすることができます。
食前の場合、食べるタイミングは食事の30分~1時間前がおすすめです。ロカボナッツに含まれる食物繊維は水分で膨らむ性質があるため、食事の少し前に取るとおなかがほどよく満たされます。また、低糖質のロカボナッツを食事前に食べることで血糖値の急激な上昇を抑え、肥満や生活習慣病のリスクを抑えられます。
ロカボナッツをおやつにする場合、量に気を付ければダイエット中でも安心です。ロカボナッツはダイエット中の栄養補給に役立ちます。また、日中を健康的に過ごす助けになります。
ロカボナッツを食べるときは、しっかりよく噛んで食べましょう。噛む回数が増えると血流量が増え、胃腸での消化活動が活発になり、食事で消費されるエネルギーも増えます。また、よく噛むことで集中力が高まるなど、脳へのよい影響にも期待できます。
なお、DELTAのロカボナッツは3種類のナッツが入っており、それぞれ違う食感のため、噛む楽しさを感じられ、よく噛む習慣を身に付けやすくなる点も魅力です。
ロカボナッツは普通のミックスナッツと比べて糖質が低く、うれしい栄養素をバランスよく含んでいます。ロカボナッツは血糖値の急上昇を防ぎ、腸内環境の改善や動脈硬化の予防、抗酸化作用、必要なミネラルの補給に効果的と言われています。腹持ちもしやすく、不足しがちな栄養を補えるため、ダイエットにぴったりです。
DELTAのロカボナッツはクルミ・アーモンド・ヘーゼルナッツを2:1:1で配合した、おいしく飽きの来ない味と栄養価を両立する食べ物です。1日分の適量が個包装されており、無理のない低糖質な食生活をサポートします。