栁川かおり
医師/料理家
冬の朝は、スープが食べたくなります。
特に寒い日は、コンソメよりもトマト味よりも、やっぱりクリームスープが恋しくなる。おなかの中からほっと優しく体が温まっていく気がするから。夕ごはんなら、具がごろんとたっぷり入ったシチューみたいにしっかりとろみがついたものがいいけれど、朝ごはんならもう少しさらっとしたスープが好き。具も角切りで、ほとんどとろみはつけずに作ることが多いかもしれません。
今の季節で好きな具は、さつまいもときのこ。どちらもクリームソースとは相性ピッタリなので、冬はこの2つをスープに入れることが多い気がします。
いつもなら、牛乳に生クリームをプラスして作るのだけど、今日はロカボナッツミルクで。
「ロカボナッツミルク」は、その名前のとおり、ロカボナッツから生まれたミルク。アーモンド、くるみ、ヘーゼルナッツの3種のナッツから生まれた植物由来のミルクは、さらっと軽いので朝ごはんにもピッタリ。それに、ナッツ由来のビタミンEもしっかり入っていて、自然の甘味料を使っているから低糖質。カラダにもうれしいことがたくさんです。
お鍋でさつまいもとマッシュルームとベーコンを炒めたら、水を加えて柔らかくなるまで煮る。最後の仕上げに、ロカボナッツミルク。分量の目安は水とロカボナッツミルクが1:1。2人分のスープを作るのには、1パックがちょうどいいサイズです。
朝ごはんにピッタリな、さらっと軽いクリームスープ。それでいてナッツの香ばしさがしっかりあって風味豊か。寒い朝に一口食べると、おなかからじんわり温まります。
2児のママ。出産を機に2011年より料理ブログを開始。シンプルな料理をより美味しく!をモットーに、まいにち食べても飽きないような「おうちごはん」を目指す。2012年日本テレビ系「ヒルナンデス!」内の史上最大の家庭料理コンテスト「レシピの女王シーズン2」にて優勝し、初のレシピ本を出版。
和食料理人である父の影響により、幼少から実家店舗で料理の基礎を学び、現在も料理家の仕事と両立して和食料理店に立ち腕をふるう。食に関する9つの資格を有しており、企業のレシピ開発やTVなどのメディアでも活躍中。トライアスロンの国内大会では年代別優勝するほどの実力で「食✕スポーツ」の普及活動も精力的に行っている。