栁川かおり
医師/料理家
チーズケーキはケーキ屋さんやカフェだけじゃなく、コンビニでもおなじみなスイーツな気がします。でも一言で“チーズケーキ”と言っても今は本当に種類はたくさん!スフレ、ベイクド、ニューヨークにバスクもある。こんなにたくさんあるチーズケーキの中でも、一番作りやすいのはレアチーズケーキかもしれません。チーズ好きの私は、チーズケーキも大好きで、小さい頃に一番初めに作ったチーズケーキは、レアチーズケーキでした。それくらい作りやすいと思います。
レアチーズケーキ自体、材料や作り方もいろいろあると思うけど、メインの材料はきっとクリームチーズと砂糖、生クリーム。ここに、私はさっぱり仕上げたいからヨーグルトもプラス。材料を全部混ぜて、ゼラチンも少し加えて冷やしたら出来上がり。久しぶりに作るレアチーズケーキは型から外す時には少しドキドキします。
レアチーズケーキは、このまま食べるよりも、フルーツと合わせるのが好き。クリームチーズの濃厚さには、甘酸っぱいフルーツのフレッシュさが似合う。そんなレアチーズにトッピングしたのが、“オレゴン州の生ブルーベリーシロップ仕立て”。今年も“新物”の季節がやってきました。アメリカのオレゴン州で収穫されたブルーベリーは3日以内に瓶詰めされるという、新鮮な美味しさを丸ごと詰めたもの。摘みたてのブルーベリーを糖度を控えたシロップに漬け込むから、シロップ漬けなのに甘酢ぎない自然な優しい甘さで、冷凍にはないプリっとはじける瑞々しさがあります。
本当は、チーズケーキの生地のなかに混ぜ込もうかなと思ったけれど、ちょっと待った。このフレッシュなプリっと感を愉しむには、最後のトッピングが一番だと思い直して。食べる時に好きなだけのせられるのも、うれしいですね。
2児のママ。出産を機に2011年より料理ブログを開始。シンプルな料理をより美味しく!をモットーに、まいにち食べても飽きないような「おうちごはん」を目指す。2012年日本テレビ系「ヒルナンデス!」内の史上最大の家庭料理コンテスト「レシピの女王シーズン2」にて優勝し、初のレシピ本を出版。
和食料理人である父の影響により、幼少から実家店舗で料理の基礎を学び、現在も料理家の仕事と両立して和食料理店に立ち腕をふるう。食に関する9つの資格を有しており、企業のレシピ開発やTVなどのメディアでも活躍中。トライアスロンの国内大会では年代別優勝するほどの実力で「食✕スポーツ」の普及活動も精力的に行っている。