2021年産アーモンドの第二次収穫予想は28億ポンドで、前年比10%減産の見込みとなっております。
5月の第一次収穫予想の32億ポンドから13%下方修正された数字となりましたが、この予想は133万エーカーの(収穫可能な)作付面積をベースとして試算されています。主要品種のノンパレル種(全体の39%)に関しては11億ポンドの収穫予想となり昨対15%減となりました。カリフォルニア全体に非常に厳しい水不足の傾向が続いており、その影響を受け始めていること、またアーモンド業界が複雑な市場を生き抜いている中、記録的な出荷量でありながら生産者への利益還元が近年に比べて減少していることも、畑を維持していくコストに対する対応力低下につながり、減産の要因になっている側面もございます。
ただ、そういった状況下でも依然として非常に多くの収穫が見込まれており、生産者の努力のみならず、カリフォルニアがアーモンドの栽培に適した場所であるということの証明になっています。
全品種の平均として、樹木1本あたりの結実数は4,619粒(前年比18%減)で、一粒あたりの重量は1.46g(前年比3%減)と昨年よりもわずかながらに小粒に生育しているようです。また、ノンパレル種の樹木1本あたりの結実数は平均として4,512粒(前年比20%減)の見込みです。