現地カリフォルニアにて2023年11月のアーモンドの出荷統計が発表されました。
2023年11月単月の出荷量は 238,278,058 ポンドの出荷量となりました。 前年の11月単月出荷量を 17% 上回りました。
◆内訳
<11月単月の前年比>
アメリカ国内向け出荷:60,372,141 ポンド(前年同月比 2%減)
輸出向け:177,905,917 ポンド(前年同月比 25%増)
合計:238,278,058 ポンド(前年同月比 17%増)
<8月- 2023年11月時点累計の前年比>
アメリカ国内向け出荷:241,683,496 ポンド(前年同月比 1%減)
輸出向け:673,668,997 ポンド(前年同月比 14%増)
合計:915,352,493 ポンド(前年同月比 10%増)
11月時点のアーモンドの搬入量 1,964,414,120 ポンドでノンパレル種の比率は40.56% となっております。
◆アジア・オセアニア地域
・中国/香港 ・・・ 剥き身8%増加、殻付き38%減少
・日本 ・・・ 剥き身11%減少
・韓国 ・・・ 剥き身40%増加
・インド ・・・ 殻付き14%増加
・タイ ・・・ 剥き身5%減少
・ベトナム ・・・ 剥き身186%増加
アジア・オセアニア全体では剥き身21%増加、殻付き30%増加となります。
◆中東・アフリカ地域
・UAE ・・・ 剥き身9%減少、殻付き126%増加
・トルコ ・・・ 剥き身88%増加、殻付き29%減少
中東・アフリカ地域全体では剥き身27%増加、殻付き74%増加となります。
◆ヨーロッパ地域
・中央・東ヨーロッパ・・・ 剥き身12%減少
・西ヨーロッパ ・・・ 剥き身19%増加
ヨーロッパ地域全体では剥き身17%増加、殻付き26%増加となります。
現地状況
・11月の出荷数量としては過去二番目に多い月となった。剥き身・殻付きともに全地域への輸出量が増えており、世界的に買いの動きが強まっている。
・シリアスダメージ、特に虫食いが今シーズンは全品種・全サイズに通常よりも多い頻度で見られる。
・小粒サイズについては非常に限られた量しか販売されておらず、オファーベースでも小粒1サイズでのオファーはほぼ不可能と業界内では言われている。
・今シーズンの秋冬は“エル・ニィーニョ”パターンの天候と言われているが、現在のところ通常よりも降雨は少な目。
・各圃場の木々は非常に良いコンディションで、先々週より産地の気温も下がっており、木の休眠を考えれば良い天候条件となっている。