現地カリフォルニアにて2023年5月のアーモンドの出荷統計が発表されました。
2023年5月単月の出荷量は 140,734,958 ポンドの出荷量となりました。 前年の5月単月出荷量 を 27% 下 回りました。
◆内訳
<5月単月の前年同月比>
アメリカ国内向け出荷:54,939,619 ポンド(前年同月比14%減)
輸出向け:140,734,958 ポンド(前年同月比27%減)
合計:195,674,577 ポンド(前年同月比24%減)
<8月- 2023年5月時点累計の前年比>
アメリカ国内向け出荷:598,985,371 ポンド(前年同月比7%減)
輸出向け:1,592,356,763 ポンド(前年同月比3.2%増)
合計:2,191,342,134 ポンド(前年同月比0.3%増)
5月末時点のアーモンドの搬入量 2,569,742,719 ポンドでノンパレル種の比率は 38.99% となっており ます。
◆アジア・オセアニア地域
・中国/香港 ・・・ 剥き身29%増加、殻付き79%増加
・日本 ・・・ 剥き身12%増加
・韓国 ・・・ 剥き身23%増加
・インド ・・・ 殻付き42%減少
・タイ ・・・ 剥き身117%増加
・ベトナム ・・・ 剥き身8%減少
アジア・オセアニア全体では剥き身2.9%増加、殻付き41%減少となります。
◆中東・アフリカ地域
・UAE ・・・ 剥き身83%減少、殻付き70%減少
・トルコ ・・・ 剥き身39%減少、殻付き92%減少
中東・アフリカ地域全体では剥き身47%減少、殻付き75%減少となります。
◆ヨーロッパ地域
・中央・東ヨーロッパ・・・ 剥き身19%増加
・西ヨーロッパ ・・・ 剥き身26%減少
ヨーロッパ地域全体では剥き身24%減少、殻付き75%減少となります。
出荷動向
3 ページ目の輸出量、成約率のグラフのように前年比で 4 月から引き続き動きがスローダウンしています。 このペースですと繰越在庫を昨年より増えるためサプライヤー側はいかに価格の変動させながらも繰越在 庫を減らしていくかが今後のカギになると考えれます。
収穫予想と現地状況
カリフォルニア・アーモンド協会によると 2022 年のカリフォルニア・アーモンドの作付面積は ベアリング・エーカーが増えましたが新規の植樹減少と一部インフレによりアーモンド農園の撤去はみら れるとのことです。あくまで予測ではありますが今後数年で収穫量が落ちる可能性は考えられます。
ベアリング・エーカー…2021年以前に植えられた、2023年と2024年の収穫に向けて十分に成熟しているアーモンド農園の作付面積