現地カリフォルニアにて2024年3月のアーモンドの出荷統計が発表されました。
2024年3月単月の出荷量は 237,041,313 ポンドとなり、前年の3月単月出荷量を 16% 下回りました。
◆内訳
<3月単月の前年比>
アメリカ国内向け出荷:62,448,325 ポンド(前年同月比6%減)
輸出向け:174,592,988 ポンド(前年同月比9%減)
合計:237,041,313 ポンド(前年同月比16%減)
<8月- 2024年3月時点累計の前年比>
アメリカ国内向け出荷:482,487,958 ポンド(前年同月比1%減)
輸出向け:1,356,355,981 ポンド(前年同月比3%増)
合計:1,838,843,939 ポンド(前年同月比2%増)
3月時点でのアーモンドの搬入量は 2,437,364,823 ポンドで、ノンパレル種の比率は38.60%となって おります。
◆アジア・オセアニア地域
・中国/香港 ・・・ 剥き身52%減少、殻付き87%減少
・日本 ・・・ 剥き身14%減少
・韓国 ・・・ 剥き身22%増加
・インド ・・・ 殻付き15%減少
・タイ ・・・ 剥き身27%減少
・ベトナム ・・・ 剥き身31%減少
アジア・オセアニア全体では剥き身27%減少、殻付き40%減少となります。
◆中東・アフリカ地域
・UAE ・・・ 剥き身37%減少、殻付き53%減少
・トルコ ・・・ 剥き身61%増加、殻付き40%減少
中東・アフリカ地域全体では剥き身10%減少、殻付き51%減少となります。
◆ヨーロッパ地域
・中央・東ヨーロッパ・・・ 剥き身81%減少
・西ヨーロッパ ・・・ 剥き身86%減少
ヨーロッパ地域全体では剥き身9%減少、殻付き61%増加となります。
現地状況
•主要な出荷国であるインド(16%減)、スペイン(8%減)そしてUAE(40%減)は、いずれも減少となった。
•出荷サイドの見立てとしては3月の出荷数量減はコンテナ等のイクイップメント不足による出荷のロールオーバー等によるもので、需要減によるものではないという認識を持っている。
•4月については、イクイップメント不足も解消し滞留していた出荷分と4月の出荷分も考慮すると、非常に良い出荷数量が期待されている。
•2024年クロップの作柄は概ね順調。着床後の適度な雨と理想的な気温動向によりナッツの成⾧も順調である。
• 2024年クロップは北、セントラルと南部地区共に比較的まとまった作柄が見込まれ、産地間による差はそれほどないと予想される。