第7回 「ケガとくるみ」スポーツ栄養を考える 2016年12月27日

スポーツの秋です。

秋は適度な気温と湿度、そして、昔から収穫期を終えて時間的にも余裕が生まれ、
身体を動かすのに適した季節とされて来ました。

一方で、慣れないスポーツでケガをしたり、
屋外でのスポーツで紫外線による皮膚に炎症が生まれたりする季節でもあります。

これら皮膚のトラブルにくるみが効果を発揮します。
くるみに含まれる〈1〉オメガ3(α-リノレン酸)、
〈2〉オメガ6(リノール酸)、
〈3〉ビタミンEが、皮膚の損傷に効果を発揮するのです。

〈1〉と〈2〉のオメガ3とオメガ6の油は皮膚に存在する
「ペルオキシゾーム増殖剤応答性受容体(PPARs)」に働きかけて、
皮膚の細胞の中にある核とミトコンドリアが死んで行くのを防ぐことによって、
皮膚が作られ易くします。

このPPARsは傷口の角化細胞(皮膚の最も外側にある細胞)に増える受容体ですので、
ケガをした場合にも非常に効果的です。

更には、ケガの治癒には傷口の酸化を防ぐことも効果的ですが、
〈3〉のビタミンEは皮膚の傷口全体に拡がって抗酸化作用を示します。

ケガの治癒を食べ物で助けるという考え方はあまり知られていませんが、
現在、いろいろな研究が進んでいます。

特に、くるみはその中でも注目を集めています(例えば、Clinics in Dermatology (2010) 28, 440)。

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