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第45回「くるみのポリフェノールと免疫力」 2020年08月03日

食品成分は免疫の形成と密接に関係しています。
食品成分は、炎症性サイトカイン(身体全体あるいは身体のある部位の炎症の原因になる)の合成、免疫細胞(代表的なものとしては白血球)の制御、および遺伝子発現を妨害することにより、免疫において重要な役割を果たす可能性があります。
特に、食品成分のうちポリフェノールはさまざまな経路を介して外来病原体に対する免疫を促進することが報告されています。さまざまな免疫細胞がポリフェノールの信号を受け止めるポリフェノール受容体を持っています。
これにより、免疫細胞の信号が強化され、免疫能力が上がります。

くるみは食品の中でも最もポリフェノールが含まれるものの一つです。
特に、くるみの薄皮には量だけでなく、たくさんの種類のポリフェノールが含まれます。
種類としてはカテキン、タンニン、そしてエラジタンニンなどが多く含まれます。
これらくるみポリフェノールの効果としては、抗高脂血症作用や肝臓保護作用が知られていますが、腸の粘膜免疫応答、アレルギー性疾患、および抗腫瘍免疫を調節することが報告されています(J Immunol Res 2018; 2018: 1264074)。
近年、研究が進んでいるくるみポリフェノールとしてエピガロカテキンガレートが注目を集めています。これは3つの経路によって免疫に影響します。結果として、好中球やT細胞などの細胞接着(この場合は炎症部位への集積)や炎症を調整します。更には、免疫・炎症物質であるインターフェロンも誘導します。

なお、近頃の研究では、これらの食品を如何に習慣化するかによって、子供達への遺伝的な良い変化(これをエピゲノムと言います)が起こる可能性が示されています。
良い食習慣のひとつにくるみを加えてみては如何でしょうか。

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