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第36回「ピーナッツと糖尿病」 2019年07月23日

 

ナッツと糖尿病の関係は多くの研究が進んでいますが、
ナッツ(種子の仁)と兄弟関係にあるピーナッツ(豆類)もまた糖尿病に関する研究がたくさん行われています。
ピーナッツ(全粒またはピーナッツバター)を食べてもらい
血糖代謝、消化管ホルモン、食欲に対する効果を調べた研究があります(Br J Nutr. 2013; 109(11):2015-23)。
この研究では糖尿病予備軍である肥満女性15人が、薄皮なしの全粒ピーナッツ、ピーナッツバター、
またはピーナッツなし(対照食)を42.5gと、基準食(75g)を食べてもらいました。
研究では血糖に関するグルコース、インスリン、遊離脂肪酸、そして、消化管ホルモンであるグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1;インスリンを分泌させます)、
ペプチドYY(PYY;脳に作用して食欲を抑えます)、コレシストキニン(CCK;消化を助けます)、加えて、食欲、食物摂取量を調べました。
朝食にピーナッツバターを加えて食べると、食後のグルコース濃度と遊離脂肪酸濃度がピーナッツバターを食べない場合よりも低くなりました。
そして、ピーナッツバターを加えて食べると消化管ホルモンもたくさん分泌されることが分かりました。
なお、全粒ピーナッツの場合には効果はありましたが、ピーナッツバターほどの効果はありませんでした。
きっと、全粒ピーナッツの方は消化が十分でないのかもしれません。通常は、ピーナッツは高カロリーで糖尿病に悪いと思われがちですが、上手に摂ることによって腸の満腹ホルモンの分泌を促し、食事への欲求を抑えることが分かりました。
このたび、拙書「ハーバード大の研究でわかったピーナッツで長生き!」(文藝春秋社)が発売になりました。
ピーナッツの栄養効果をコンパクトにまとめています。ご一読頂けると幸いです。

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