現地カリフォルニアにて2024年7月のアーモンドの出荷統計が発表されました。
2024年7月単月の出荷量は 179,433,400 ポンドとなり、前年の7月単月出荷量を4% 下回りました。
◆内訳
<7月単月の前年比>
アメリカ国内向け出荷:53,097,183 ポンド(前年同月比6%減)
輸出向け:126,336,217 ポンド(前年同月比3%減)
合計:179,433,400 ポンド(前年同月比4%減)
<累計数(8月~当月)の前年比>
アメリカ国内向け出荷:728,063,393 ポンド(前年同月比2%増)
輸出向け:1,963,916,713 ポンド(前年同月比6%増)
合計:2,691,980,106 ポンド(前年同月比5%増)
7月末時点でのアーモンドの搬入量は 2,446,042,194 ポンドで、ノンパレル種の比率は38.56%となって おります。
◆アジア・オセアニア地域
・中国/香港 ・・・ 剥き身35%減少、殻付き83%増加
・日本 ・・・ 剥き身6%減少
・韓国 ・・・ 剥き身36%減少
・インド ・・・ 殻付き17%減少
・タイ ・・・ 剥き身2%減少
・ベトナム ・・・ 剥き身78%増加
アジア・オセアニア全体では剥き身2%減少、殻付き14%減少となります。
◆中東・アフリカ地域
・UAE ・・・ 剥き身48%増加、殻付き532%増加
・トルコ ・・・ 剥き身54%増加
中東・アフリカ地域全体では剥き身15%増加、殻付き764%増加となります。
◆ヨーロッパ地域
・中央・東ヨーロッパ・・・ 剥き身33%減少
・西ヨーロッパ ・・・ 剥き身6%減少
ヨーロッパ地域全体では剥き身8%減少、殻付き27%増加となります。
現地状況
• 7月の新規契約は計1億7,670万ポンドで、そのうち6,900万ポンドが2023Crop、1億770万ポンドが2024Cropであった。
• 数週間以内に2023Cropの食用に適した原料の在庫が計算されるが、4,500~5,000万ポンドの下方修正が見込まれており、最終的には4億5,000~4億5,500万ポンドになるのではないかと予想される。
• カリフォルニア全体で現在までに2024Cropを3億7,900万ポンド販売し、予想される収穫量28億ポンドの13.5%を契約済みである。
• 主要輸入国のインドは、2023Cropシーズンは合計4億100万ポンドを輸入し、前年比で21%増となった。7月の輸入量はわずか620コンテナで一年で一番少ない出荷量であった。
• 2024Cropの収穫については始まったばかりで、今のところ早生種の農園の収穫が行われている。カーン郡とセントラルバレー西側の農園は、昨年と同じ農園で20~30%ダウンしているとの情報もあり、第二次予想の収穫量は正しい、または28億ポンドを下回るのではないかとの意見も出ている。
• 虫害は、昨年の高水準から大幅に減少している。
• セントラルバレーが経験した2~3週間に及ぶ華氏100度を超える猛暑が、カーネルの水分値・サイズ・重量に影響している。現在までに収穫されている早生種のカーネルのサイズは小さく水分値も低めとなっている。
• 8月の出荷の見通しは良く、9月・10月の出荷も堅調だと予想される。