栁川かおり
医師/料理家
たぶん、我が家で一番人気のドライフルーツと言ってもいいと思う。それくらい子供たちはドライマンゴーが好き。「くだもの屋さんのしっとりやわらかマンゴー」は、その名の通りしっとり柔らかく、マンゴーの甘さがぎゅっと詰まったフルーティーな味わい。
油断しているといつの間にか全部食べてしまうので、あまりアレンジはできないのだけれど、よくリクエストされるのがドライマンゴーヨーグルト。
プレーンヨーグルトにドライマンゴーを漬けて冷蔵庫で一晩おくだけ。ヨーグルトの水分でドライマンゴーがふっくらともどり、ヨーグルトも水切りされたように濃厚になる。簡単おいしいアレンジ。ドライマンゴーはそのまま入れてマンゴー感を楽しんでもよし、細かく切ってから入れてヨーグルトとしっかりなじませてもよし。分量もヨーグルト1パックにドライマンゴー1袋がちょうどいいのでとってもわかりやすい。こうやって準備しておくと次の日が楽しみになる。
次の日は朝ごはんに食べたり、単品になりがちなお昼ごはんのデザートにしたり。少し添えるだけで献立の栄養価もぐっとアップするし、何よりデザートがあるとうれしくなる。
もちろんそのままおやつに食べてもいいけれど、バニラアイスをのせたら簡単ヨーグルトパフェにも。水切りヨーグルト風になっているから生クリームなしでも濃厚な味わいで、ごろんと大きめに入れたマンゴーが出てくると、とってもリッチ。
それから牛乳や氷と一緒にブレンダーにかけたら、マンゴーのヨーグルトスムージーにも。ヨーグルトで戻したドライマンゴーは、柔らかくなっているのでブレンダーにかけてもしっかり滑らかになります。
まだまだ他にも夏の愉しみ方がありそうです。
2児のママ。出産を機に2011年より料理ブログを開始。シンプルな料理をより美味しく!をモットーに、まいにち食べても飽きないような「おうちごはん」を目指す。2012年日本テレビ系「ヒルナンデス!」内の史上最大の家庭料理コンテスト「レシピの女王シーズン2」にて優勝し、初のレシピ本を出版。
和食料理人である父の影響により、幼少から実家店舗で料理の基礎を学び、現在も料理家の仕事と両立して和食料理店に立ち腕をふるう。食に関する9つの資格を有しており、企業のレシピ開発やTVなどのメディアでも活躍中。トライアスロンの国内大会では年代別優勝するほどの実力で「食✕スポーツ」の普及活動も精力的に行っている。