栁川かおり
医師/料理家
私の実家では、よく瓶に入れられたナッツがテーブルにぽんと置いてありました。両親はよくお菓子を食べていたというイメージはないけれど、その代わりにナッツをよく食べていたと思います。たくさん買って瓶に少しずつ取り分けて常においていたのだと思います。いつでも手軽に手が出せるおやつ。よくコーヒーを飲んでいたので、ナッツを取り出してはコーヒーと一緒に休憩していたというのを覚えています。その影響か、私もナッツがあったなら、つい瓶に入れてテーブルにおいてしまいます。
今日のナッツは「焙煎職人」のミックスナッツと素焼きアーモンド。ローストしてから12時間以内に袋詰めしているとのことで、食感や風味がいい。
ミックスナッツはくるみ、アーモンド、カシューナッツとマカダミアナッツの4種類が入っています。こうしておくと、家事の合間のちょっとしたおやつになったり、チーズと一緒に盛り合わせて簡単おつまみになったりするのです。私はマカダミアナッツばかり、アーモンド好きな息子はアーモンドばかり食べたりして。ナッツの残りが偏ってしまうかと思ったら意外とそうでもないのです。
このところ娘は、毎朝山盛りのサラダを食べます。もうレタスは“ごはんみたいなもの”だそうで、毎日食べても飽きないのだとか。山盛りのレタスはさっとオリーブオイルで和えたらその日によってある野菜とハムやウインナー、蒸し鶏のようなお肉、たまにチーズや卵。そして仕上げには砕いたナッツをぱらぱらとかける。時間のない朝はつい手で砕くことができるくるみを入れることが多くなります。食感をプラスするだけでなく、足りない栄養素があっという間に補えるというのもいいところ。
最後のカシューナッツは夏には特に活躍。暑くなってきたら、エスニック料理が恋しくなってパクチーをよく買っています。エスニックに似合うナッツはやっぱりカシューナッツ。炒め物に入れたり、サラダやカレーにかけたりするとエスニック感がアップします。
そんなことをしていると瓶のナッツももう残りわずかに。また追加しないとね。
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2児のママ。出産を機に2011年より料理ブログを開始。シンプルな料理をより美味しく!をモットーに、まいにち食べても飽きないような「おうちごはん」を目指す。2012年日本テレビ系「ヒルナンデス!」内の史上最大の家庭料理コンテスト「レシピの女王シーズン2」にて優勝し、初のレシピ本を出版。
和食料理人である父の影響により、幼少から実家店舗で料理の基礎を学び、現在も料理家の仕事と両立して和食料理店に立ち腕をふるう。食に関する9つの資格を有しており、企業のレシピ開発やTVなどのメディアでも活躍中。トライアスロンの国内大会では年代別優勝するほどの実力で「食✕スポーツ」の普及活動も精力的に行っている。