高橋善郎
料理家/トライアスリート
2月に入り厳しい寒さが続いていますね。めったに雪が降らない東京も2月はちらほらと雪を見ることがあります。体感的には、毎年この時期が一番寒さが厳しく、ついつい温かい飲み物や料理ばかりに手が伸びてしまいます。
幼少期から私の寒い季節のお供は「ココア」。ある時はコタツに入ってぬくぬくと楽しんだり、ある時は保温カップに入れて寒空の下で飲んだり。熱しすぎたココアで舌を火傷した思い出があるのは私だけではないはずです。あのこっくりとした甘さと牛乳のまろやかさは、子供も大人も虜にしてしまう不思議な中毒性がありますよね。夫婦共にコーヒー好きで普段はもっぱらブラック派の私ですが、今でも「今日はココアにしとく?」なんて、寒い朝はつい口をついて出てしまいます。
そんな思い出深いココア、今年は一味ちがう楽しみ方を。それは牛乳をロカボナッツミルクに変えてみることです。ロカボナッツミルクとはいわば“飲めるロカボナッツ”です。香ばしいナッツの風味と自然な甘みが特徴でしかも低糖質。からだにうれしいビタミンEまで摂取することができ、健康志向の方にはぜひお薦めしたいミルクなんです。なめらかな口触りと香り高いナッツの風味がココアとの相性抜群。ロカボナッツミルクはコーヒーや紅茶に入れてもとても美味しいですが、個人的にはココアとのコラボレーションが100点満点。いつものココアを簡単にリッチな味わいにすることができてはまってしまいました。
さらに気分を上げるおすすめアレンジは、生クリームを使ったホットモカ風です。ロカボナッツミルクとココアパウダーでつくったココアの上に生クリームとチョコレートソース、さらに砕いたロカボナッツやドライフルーツを散らすだけ。仕事で頭をたくさん使った後には、自分へのご褒美としてこのアレンジを楽しんでいます。他にも、シナモンパウダーを振りかけるだけ、しょうがの欠片を落とすだけでもアクセントの効いた味わいになって楽しいです。
寒い寒いと言っているうちに、きっと春はもうすぐそこまでやってきます。冬だからこその美味しさを、一つでも多く見つけたいものですね。ぜひロカボナッツミルクを使った美味しいドリンクアレンジを試してみてください!
2児のママ。出産を機に2011年より料理ブログを開始。シンプルな料理をより美味しく!をモットーに、まいにち食べても飽きないような「おうちごはん」を目指す。2012年日本テレビ系「ヒルナンデス!」内の史上最大の家庭料理コンテスト「レシピの女王シーズン2」にて優勝し、初のレシピ本を出版。
和食料理人である父の影響により、幼少から実家店舗で料理の基礎を学び、現在も料理家の仕事と両立して和食料理店に立ち腕をふるう。食に関する9つの資格を有しており、企業のレシピ開発やTVなどのメディアでも活躍中。トライアスロンの国内大会では年代別優勝するほどの実力で「食✕スポーツ」の普及活動も精力的に行っている。