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ナッツはコレステロールを下げる?おすすめのナッツと食べ方

健康診断でコレステロール値が高いと診断された場合、生活習慣の見直しを勧められることもあるでしょう。特に、脂質異常症の懸念がある場合は、日々の食生活にも注意を払う必要があります。コレステロールが気になる方は、食事にナッツを加えることを検討してみてはいかがでしょうか。

当記事では、コレステロールの基礎知識からナッツがコレステロールに関係する理由、おすすめのナッツの種類と食べ方までを解説します。「コレステロールが高い」「食材の脂質が気になる」という方は、ぜひ最後までご覧ください。

1. コレステロールとは?

コレステロールとは、細胞膜やホルモンを作る材料となる体内にある脂質の1つです。人間の体に必要不可欠な物質であり、7~8割は体内で合成され、残りの2~3割は体外から取り入れています。

コレステロールには「LDLコレステロール」「HDLコレステロール」の2種類があります。それぞれの特徴は、下記の通りです。

LDLコレステロール
LDLコレステロールは、コレステロールを肝臓から全身へ運ぶ役割を担う物質です。増えすぎると血管壁に溜まり、動脈硬化を引き起こす恐れがあります。「日本動脈硬化学会 動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版」によるとLDLコレステロール値の基準値は120mg/dL未満です。
HDLコレステロール
HDLコレステロールは、増えすぎたコレステロールを回収して肝臓へ戻す役割を担う物質です。HDLコレステロールが減少すると、増えすぎたコレステロールを回収できなくなります。

出典:日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版」

出典:JA愛知厚生連「\コレステロール値が高い方必見!/「脂質異常」はなぜ怖い?」

血液中のLDLコレステロール値とHDLコレステロール値は、バランスの取れている状態が正常です。コレステロールが基準値を外れると脂質異常症と呼ばれる状態となり、生活習慣病のリスクが高まります。一方、コレステロールが不足すると、免疫機能の低下や脳出血を引き起こす可能性があります。そのため、コレステロールのバランスを保つことが大切です。

さらに、適度な運動を継続して飲酒・喫煙など生活習慣を見直すことで、HDLコレステロール値を改善する効果が期待できます。

出典:e-ヘルスネット「コレステロール」

出典:e-ヘルスネット「脂質異常症」

1-1. コレステロールと中性脂肪の違い

中性脂肪もコレステロールと同様に体内にある脂質の1つです。中性脂肪は、体脂肪の大部分を占めており「脂肪」と表現されることもあります。コレステロールは細胞膜やホルモンを作る材料となるのに対して、中性脂肪はエネルギー源としての役割を担っています。

人間の主なエネルギー源は、糖質と脂質の2つです。運動時には糖質が使われて、糖質が不足したときには中性脂肪を含む脂質が使われます。他にも、中性脂肪には体温を一定に保つ役割などもあります。

中性脂肪は体に必要な物質ですが、増えすぎると体脂肪として蓄積されて生活習慣病を引き起こすリスクが高まるため注意しましょう。中性脂肪を適正値にするには、栄養バランスの整った食生活を続けることが重要です。

出典:e-ヘルスネット「中性脂肪/トリグリセリド」

2. ナッツがコレステロールに関係する理由

クルミやアーモンドなどのナッツは、食物繊維・ビタミンE・たんぱく質・脂質などの栄養素が豊富な食品です。特に脂質を構成する脂肪酸の1種である不飽和脂肪酸が豊富で、コレステロール値に働きかける効果が期待できます。

不飽和脂肪酸は、「一価不飽和脂肪酸」「多価不飽和脂肪酸」の2つに分類され、多価不飽和脂肪酸はさらに「n-3系脂肪酸」「n-6系脂肪酸」に分けられます。

不飽和脂肪酸の主な働きは、下記の通りです。

一価不飽和脂肪酸 動物性脂肪や植物油に多く含まれています。酸化しにくいことが特徴です。LDLコレステロールを抑え、HDLコレステロールを維持することが示唆されています。
多価不飽和脂肪酸 n-3系脂肪酸 植物油や魚介類に多く含まれる、体内で合成できない必須脂肪酸の1つです。中性脂肪を抑え、HDLコレステロールを増やす可能性があります。
n-6系脂肪酸 植物油に多く含まれる必須脂肪酸で、n-3系脂肪酸と同様に体内での合成ができません。LDLコレステロールを下げる効果が期待されます。

クルミやアーモンドなどのナッツは不飽和脂肪酸を含むため、健康的な食事の一部として適しています。

出典:e-ヘルスネット「不飽和脂肪酸」

出典:わかさの秘密「不飽和脂肪酸」

ナッツに期待できる効果とは?健康・美容の効能と効果的な食べ方

3. コレステロールが気になるときにおすすめのナッツ

コレステロールが気になるときには、クルミ・アーモンド・ヘーゼルナッツの3種類がおすすめです。いずれも一価不飽和脂肪酸もしくは多価不飽和脂肪酸が含まれています。

3種類のナッツに含まれる飽和脂肪酸・一価不飽和脂肪酸・多価不飽和脂肪酸の含有量は、下記の通りです。

飽和脂肪酸 一価不飽和脂肪酸 n-3系多価不飽和脂肪酸 n-6系多価不飽和脂肪酸
クルミ 6.87g 10.26g 8.96g 41.32g
アーモンド 3.95g 33.61g 0.01g 12.11g
ヘーゼルナッツ 6.21g 54.74g 0.07g 5.24g

※可食部100g当たり

出典:食品成分データベース

ここからは、コレステロールが気になるときにおすすめのナッツについて詳しく紹介します。

ナッツの種類や特徴とは?代表的なナッツ7種類を分かりやすく解説

3-1. クルミ

クルミには、n-3系多価不飽和脂肪酸・n-6系多価不飽和脂肪酸が豊富です。ビタミンEやポリフェノールも多く含まれています。コレステロールや中性脂肪が気になる方、活性酸素の働きを抑えたい方におすすめです。クルミに含まれる主な栄養素は、下記の通りです。

栄養成分 含有量(100g当たり)
たんぱく質 14.6g
脂質 68.8g
炭水化物 11.7g
ビタミンE 27.9mg
食物繊維 7.5g
飽和脂肪酸 6.87g
一価不飽和脂肪酸 10.26g
n-3系多価不飽和脂肪酸 8.96g
n-6系多価不飽和脂肪酸 41.32g

出典:食品成分データベース「種実類/くるみ/いり-01.一般成分表-無機質-ビタミン類」

3-2. アーモンド

アーモンドには、一価不飽和脂肪酸・n-6系多価不飽和脂肪酸が多く含まれています。たんぱく質・ビタミンE・食物繊維もバランスよく含まれています。アーモンドに含まれる主な栄養素は、下記の通りです。

栄養成分 含有量(100g当たり)
たんぱく質 19.6g
脂質 51.8g
炭水化物 20.9g
ビタミンE 31.1g
食物繊維 10.1g
飽和脂肪酸 3.95g
一価不飽和脂肪酸 33.61g
n-3系多価不飽和脂肪酸 0.01g
n-6系多価不飽和脂肪酸 12.11g

出典:食品成分データベース「種実類/アーモンド/乾-01.一般成分表-無機質-ビタミン類」

3-3. ヘーゼルナッツ

ヘーゼルナッツには、脂質が多く含まれています。一価不飽和脂肪酸の含有量は、アーモンドの約1.5倍、クルミの約5倍です。ヘーゼルナッツに含まれる主な栄養素は、下記の通りです。

栄養成分 含有量(100g当たり)
たんぱく質 13.6g
脂質 69.3g
炭水化物 13.9g
ビタミンE 28.5g
食物繊維 7.4g
飽和脂肪酸 6.21g
一価不飽和脂肪酸 54.74g
n-3系多価不飽和脂肪酸 0.07g
n-6系多価不飽和脂肪酸 5.24g

出典:食品成分データベース「種実類/ヘーゼルナッツ/フライ/味付け-01.一般成分表-無機質-ビタミン類」

4. コレステロールが気になるときにおすすめの食べ方

コレステロールが気になってナッツを食べるときは、量や食べ方を工夫しましょう。たとえば、以下のような形で日々の食事に取り入れる方法もあります。

ナッツは、一度に大量に食べるのではなく、適量を毎日続けて食べるのがポイントです。適量を意識して日々の生活にナッツを取り入れてみましょう。

まとめ

コレステロールや中性脂肪の値は、バランスを保つことが大切です。どちらも増えすぎると脂質異常症や動脈硬化などのリスクが高まってしまいます。コレステロールが気になるときには、不飽和脂肪酸を積極的に摂取するなど日々の食生活を見直すことで、コレステロールバランスの維持を目指しましょう。

クルミ・アーモンド・ヘーゼルナッツは、不飽和脂肪酸を多く含むナッツの代表例です。デルタでは、クルミ・アーモンド・ヘーゼルナッツをバランスよくミックスした「ロカボナッツ」を販売しています。1袋30gの個包装になっていますので、手軽にナッツを取り入れてみたい方はぜひお試しください。

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