高橋善郎
料理家/トライアスリート
12月2日は「デーツの日」です。みなさんこれまでにデーツを食べたことはありますか?
そもそもデーツとは、「ナツメヤシ」の実の部分のこと。主にドライフルーツとして食べられていて、特に中東ではメジャーなフルーツです。デーツは体に嬉しい栄養素を多く含んだスーパーフードのひとつ。食物繊維はごぼうの1.5倍、マグネシウムはキウイの4.4倍、カリウムはバナナの2倍もあります。このスーパーフードを、遠い昔、かの有名なクレオパトラも食していたのだと言われています。
デーツって聞いたことはあるけれどどうやって食べたり、使ったりしたらいいか分からない…そんな風に迷っている方には、まずはそのまま食べていただきたいです。やわらかな食感とやさしい甘さが口の中に広がりクセになる味わいなんです。
また、デーツはお菓子作りの材料としてもピッタリ。砂糖の代用となり、砂糖不使用のヘルシーなスイーツを簡単に作ることができるんです。特に「オスマン社 チュニジア産種抜きデーツ」は、厳選されたデグレットノア種という種類で、あっさりとした小豆のような自然な甘さが特長です。種抜きまでされているため、料理にも使いやすいのが嬉しいポイント!
今回は「オスマン社 チュニジア産種抜きデーツ」を使ってエナジーボールを作ってみました。
エナジーボールとはナッツやドライフルーツなどを砕いてまるめてコーティングするだけの簡単なおやつ。火を使わないので素材の栄養素を余すことなく吸収することができます。今回はデーツの甘さを引き立たせるために砂糖を使わず、デーツとミックスナッツ、ココナッツオイルだけで作りました。デーツとナッツは刻んでココナッツオイルを加えたら丸めて完成。お好みで粉糖や抹茶をまぶして味変しても楽しいですし、一口サイズでぱくりといけちゃうので、熱いコーヒーと一緒に朝のお目覚にちょうどいい感じです。デーツをそのまま食べてももちろん美味しいですが、こうやってナッツと一緒に食べると食感が違ってまた美味しいです。みなさんもぜひ、デーツの日にデーツデビューしてみてくださいね!
購入はこちら
2児のママ。出産を機に2011年より料理ブログを開始。シンプルな料理をより美味しく!をモットーに、まいにち食べても飽きないような「おうちごはん」を目指す。2012年日本テレビ系「ヒルナンデス!」内の史上最大の家庭料理コンテスト「レシピの女王シーズン2」にて優勝し、初のレシピ本を出版。
和食料理人である父の影響により、幼少から実家店舗で料理の基礎を学び、現在も料理家の仕事と両立して和食料理店に立ち腕をふるう。食に関する9つの資格を有しており、企業のレシピ開発やTVなどのメディアでも活躍中。トライアスロンの国内大会では年代別優勝するほどの実力で「食✕スポーツ」の普及活動も精力的に行っている。